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同じ一本の桜でも枝によってはここまで花が咲いている

花をほころばせて春の訪れを告げる桜

桜が咲き始めると心までが華やぐ。春はいいなぁ〜

 
初天神に訪れたCDCの学生たち


 まぶしい輝きに映える金閣寺

梅雨が消えた?!
ことしも祇園祭の準備に追われる季節になった。昨日、6月26日は厄払いの粽入れと、町内の提灯の電線つけなど、朝は8時からみんなよく頑張った。今朝の新聞各社(朝日・毎日・読売・産経)に、わが綾傘鉾の粽準備の様子、特に八木透教授率いる佛大の学生たちの協力が大きく取り上げられている。それにしても、猛暑の連日。25日、京都で34.8度、豊岡は37.2度を記録。昨日も、高気圧に覆われた影響で、強い日差しが照りつけ、うだるような暑さに見舞われた。今朝のテレビや新聞の天気予報で驚いたことが、梅雨前線が消えたというニュース。気象台の話によると、太平洋高気圧の勢いが強く、活動が弱まったらしい。まだ6月なのに、梅雨前線も消す真夏日。暦どおりにまとまった雨が降らないと、あらゆる生態に悪影響を与え、深刻な水不足となってしまうのが怖い。「雨、雨、降れ、降れ、母さんが、蛇の目でお迎え…」とか「雨、雨、もっと降れ…」など、とにかくまとまった雨がほしいところだ。

歌って、酔わせる、愉しいひととき。来て、来て、みんなで盛り上げよう懇親会。
阿武野逢世 + 美穂蘭ミニライブ

神戸学院大学同窓会
京都府支部総会のごあんないのお知らせ 

  日 時 / 2005年 6月18日(土)12:30〜
  場 所 / ホテル日航プリンセス京都

  京都市下京区高辻通烏丸東入ル Tel.075-342-2111(代)
  会 費 / 5,000円(年会費1,000円含む)
         夫婦同伴 8,000円 子供無料
同じ学校を卒業したもの同士が集う同窓会。でも、残念ながら、勘違いしてたり、誤解を生んでいるような気がしてならない。卒業しても学校とパイプをもつことや、世代も、学部学科も超えて多くの友達と交流を深めることの素晴らしさ。そこには先輩、後輩といったものより、仲間意識の方が強く感じられると思う。懐かしむも善し、新たな出会いに期待するも善し。きっと何かにプラスとなるのではないだろうか。6/18、素敵な音楽や抽選会もあり。神戸学院大学卒業生のみなさん、一人でも多くの参加を心から祈ります。来て欲しい、何としても参加して欲しい。そうそう、7月2日にはポートピアホテルで楽天の三木谷社長の講演も用意されている。参加希望者はお気軽に橋本まで。

遅咲きの春。

ようやく桜が咲き始めた。京都地方気象台は、2日に京都市での桜の開花を発表した。冬の初めの高温と、春先の低温が響き、さらに寒波の襲来で真冬に逆戻りした先月25日の影響を受けたとみられ、開花日は昨年より9日遅く、満開は1週間後の見込みらしい。ここ数年、開花は早咲きが続いており、地域によっては4月になる前に満開を迎えるところもあった。私のなかでは、桜は4月に、しかも入学式の頃が満開というイメージが残っている。地球温暖化などなかった時代、むかしはそうだった。まっさらの皮の匂いがするピカピカの黒いランドセルを背負って、桜のトンネルをくぐり抜けたあの日。校章の入った大きめの学生帽と学生服。母に手を引かれ、片手に上履き入れをもち、心を躍らせながら歩いたあの時。希望に満ちた春、すべてがまぶしく輝いていた。新しい春を祝う桜、やっぱり日本人だなぁ。う〜ん、それにしても本日は、花冷え。はやく春のポカポカ陽気に包まれたいものだ。

「何メンチ切っとんじゃ。
  パッチギ入れたろか」

思いっきり泣いた。そして笑った。まるで自分の高校時代のように、心が澄んだ、大感激を憶えた。何がって、あの話題作、井筒和幸監督の青春映画「パッチギ」を観てきた。1968年の京都を舞台に、朝鮮高校生と日本の高校生の青春を描いた作品。若者たちがケンカに明け暮れるなか、女の子にもてるためギターを始めた康介。彼が朝鮮高校の番長の妹に一目ぼれする。在日朝鮮人というテーマに正面から取り組み、笑いあり涙ありのエンターティメントに仕立てた面白くて凄い映画だ。「青春とはケンカと恋。つまり戦争と平和。でも今回は特に平和の感情を語りたかった」と監督は年明けの新聞で述べている。「イムジン河」の訳詞をした松山猛さんの自伝的小説に、同時代を京都と奈良で過ごした李プロデューサーと監督自身の体験を交え、脚本を練ったそうだ。日本人と在日朝鮮人の社会の間に立つ康介が絶唱する「イムジン河」。朝鮮半島の38度線を流れる「イムジン河」に分断された故郷への思いを託した美しく切ない歌。「何メンチ切っとんじゃ。パッチギ入れたろか」メンチ切るとは、ガンを飛ばす、つまり睨みつけること。パッチギとは、「突き破る、乗り越える」という意味をもつハングルで「頭突き」の意味。「目と目が合えば仲良くなることもあるやろ。恋には国境も何もないんやから」。凄まじいケンカシーンが沢山描かれているが、なぜか観終わった後には爽やかな気分が残る。「殴り合ってもエエ、でも殺し合ったらアカン。それが伝えたかった」。GSブームのオックスから始まり、ビートルズ・ヘアのマッシュルームカット、哲学の道、毛沢東「毛語録」、11PM大橋巨泉、フリーセックスの時代、憧れのアコースティックギターCFマーチン、ハレンチ(破廉恥)など、当時のキーワードが次々登場し、同時代を生きた者にとってはまさに涙もの。だが、「生駒トンネル、誰が掘ったか知ってるか」「国会議事堂の大理石、どっから持ってきて、積み上げたか知ってるか」の台詞が脳裏に残った。心に突き刺さった。

春を待つ。
二十四節気のひとつで、虫たちが冬ごもりから地上にはい出すとされる「啓蟄」の5日。京都市内は朝方、うっすらと雪に見舞われたところもあった。京都地方気象台によると最低気温は1.5度。しばらく寒さは続くという。春の訪れはもう少し先になりそうだ。ま、昔から京の場合、奈良のお水取りが終わっても、比良八講が吹き荒れるまで春の陽気はおあずけが定番。もう少しの我慢かな。
比良八講(ひらはっこう)
京滋地方では、比良八講、もしくは比良八荒と呼ぶ。3月26日、比良連峰の延宝寺で、法華経八巻の講義、討論が行われている。この法華八講は、延喜19(919)年より現在にまで続いているが、ちょうどこの時期、一時的に天気が冬型に戻る。冷たい季節風が吹き荒れ、琵琶湖は波立つので、それを比良八荒という。


寒い日々。

暦の上では春の始まりとなる「立春」を過ぎたものの、日本列島はすっかり冬型の気圧配置で寒い日が続いている。節分まえの2日なんかは、誰もが驚くドカ雪寒波に見舞われ、京都市内でも10センチの積雪となった。夜が明けると、窓の外はまぶしい銀世界。雪に覆われた景色は美しいが、雪は降り続き、あっという間に道路も凍結状態となり、ドライバーはスリップに怯え、通勤や通学の人たちも、足元を気にかけながら歩く姿が目立っていた。京の底冷えと昔からいわれるが、全国的にまだまだ厳しい寒さが続きそうだ。みなさん、くれぐれも風邪などをひかぬように。

初天神

学問の神様で名高い祭神・菅原道真の命日にちなんで、毎月25日に縁日が催される。一年の最初の縁日が初天神。年末の終天神と並んで人出が多い。合格祈願の絵馬を奉納する受験生や親たちの姿も目立った。境内を埋め尽くした参拝者たちはほころび始めた早咲き梅を愛でながら、千軒以上の露店で買い物を楽しんでいた。

2005 酉年。
本年もよろしくお願い申しあげます。



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